2007年05月28日

モナコGP

マクラーレン速すぎ。

いやーもう最高でした。
うひょひょーいヾ(´ω`*)ノ゛って感じでした。

マクラーレンファン以外にとっては、さぞや退屈なレースだったでしょう。
俺にとっては最高のレースでしたけどね!


週末を通じてずっと速かったマクラーレンなんですが、まさかあそこまでとは思いませんでした。
4位フィジケラ以降を周回遅れ&3位マッサとも1分以上の差。
1998年開幕戦の再現ですかこれは?

まあ、ここまで差がついたのも、アロンソとハミルトンが常にバチバチやりあってたからでしょうけどね。
結局ファステストを15秒台に入れたのはこの2人だけですし(ってか2人とも予選より速いし!)、最後まで16秒前半を連発してましたしね。
心配されたスーパーソフトへの適応性も、何処吹く風って感じでした。

何て言うか、マクラーレンの2人だけは異次元のドライビングしてましたよね。

しかしハミルトンはすげぇナァ、と改めて思いました。
初めてのモナコ、しかもフリー走行でクラッシュまでしちゃってるコースで、何であれだけ攻められるんだ?

アロンソ張りのアグレッシブさで、リアをずりずり滑らせながらシケインをねじ伏せる様には、鬼気迫るものがありましたよ。

まあ、見てるほうとしては常に心臓が飛び出そうでしたけどね。
細かいミスもかなりしてましたし、何回かウォールにカスってたりしてたし、もういつクシャクシャに潰れたシルバーアローが国際映像に映るかとヒヤヒヤしてました。

レースを通じて常にプッシュしつづける集中力と体力。
そしてもはや疑いようの無いドライビングセンスと判断力。
ああもう、なんてココロオドル新人なんだお前はっ!!


そのハミーをねじ伏せて見せたアロンソも、もちろん天晴れ。
これまではあんまりモナコ得意なイメージは無かったんですが、やっぱり本気にさせたらこんなに速いんですね。
去年なんかライコネンとウェーバーにつかれてたりして、それでも「わざとコントロールしてたんだよ」なんてほざいたりして、絶対強がりだと思ってたんですが・・・
本当だったんですねぇ。


てな感じで全体的には満足です。
ただ、どうしても納得が行かないことが1つ。

1回目のストップ、どうしてハミルトンを早めに入れたんだ?
ってこと。

ハミルトンのパフォーマンスは全く落ちてなかったですし(てかファステスト出してたし)、彼のコメントを信じるなら、少なくとも5週は余分に走れたはずです。
そしてピットアウト後の2人のタイム差を考えると、ピットアウト後に完全に前に出るまではいかなくとも、ニアミスする可能性は十分にありました。

おいおいデニスよ。
チームオーダーは出さないと言っておきながらこれか?

まあ、確かにチームとしてはスムーズに終わって欲しいというのが本音でしょうし、もしハミルトンが前だったらハミルトンを優遇する、ジョイントナンバー1を敷いてるんでしょう。
でもなあ、今回はガチでやらせてみたかったよ

1回目のストップではハミルトンが前に出れたでしょうが、結局はアロンソの勝ちだったんじゃないかと俺は思います。
ですが、やっぱりたとえ1回だけでも、ハミルトンがチャンピオン・アロンソをガチでやり込めたシーンってのを見たかったですよ。


ハミルトンは超が付くほどの優等生だし、マクラーレンLOVEだし、大っぴらに不満を出したりはしないでしょうよ。
インタビューでも、「ボクはナンバー2だし、チームのためには仕方ないよ」とか、抱き締めたくなるほどカワイイこと言ってますしね。

でもね、こんなこと続けてると、いつか不満が爆発するかもよ。


ハミルトンはもう間違いなく、今も、そして将来もチームの宝です。
これだけ若く、素質があり、度胸があり、謙虚で誠実なドライバーなんて、どこをどう探しても居やしませんよ。
それを失うようなことにだけはなって欲しくない。


とまあ、マクラーレンはこの辺にしといて。


これまで常に速さを見せていたフェラーリでしたが、今回はマクラーレンに200%完敗と言っていいでしょう。
ただ、モナコってのはシーズン通じて最大のイレギュラーとも言えるサーキットですから。
相変わらず、ベストパッケージはこのチームだと思いますよ。

ただねえ、今日みたいな走りで本当にタイトルが取れるんですかね?

特にマッサ。
マクラーレンには勝てないと見るや、早々に安定志向のドライビングにスイッチして無難に3位をげっちゅ。
傷口を最小限に止める走りは、確かに咎められるべきものではないと思います。

ですが、タイトルを取ろうとする者がこれではイカンわけですよ。
悪い意味で、優等生臭さが抜けきれてないですね。

去年のアロンソを思い出してみてください。
(あんまりコイツを引き合いには出したくないんだが・・・)

後半戦、明らかにパッケージで劣るルノーでの彼のレースは、本当にクレバーで安全走行なだけだったでしょうか?

例えばフランスGP。
3ストップ予定を急遽2ストップに変更し、さらに限界までプッシュしつづけ、結果として跳ね馬の一角マッサを食って2位をゲットしました。
例えば日本GP。
タイヤが傷もうとも、コースアウトのリスクを背負おうとも、なりふり構わず限界でアタックし続けた結果、最終的にはミハエル・フェラーリの数年ぶりのエンジンブローの引き金となり、タイトルを決定付ける勝利を呼び込みました。

このモナコでも、マッサはハイリスクなプッシュをしなければならなかったのではないかと俺は思います。
確かにマクラーレンの2台は最後まで争っていましたが、それはあくまでもチーム内での話。
そこにフェラーリという怨敵が加われば、話は変わってきたと思いますよ。
少なくとも、何とかついてきているというだけで、両ドライバー&ピットの心境は穏やかではなかったはずです。

ライコネンも然り。

ライコネンといえば鮮やかなオーバーテイクがイメージされる人が多いと思いますが、今回みたいに下位に沈んだ時のライコネンってびっくりするほど静かなんですよね。
何て言うか、モチベーションが上がらないと全く本気で走らない。
もはや語り草になってる2005年の日本GPでも、実際にド派手にオーバーテイクを繰り返していたのは、むしろアロンソのほうでした

確かにモナコでオーバーテイクを期待するのは酷かもしれません。
でもね、去年はミハエル・シューマッハがさらに不利な状況から、5位フィニッシュまで持ってきてるわけですよ。
それを考えれば、今回は後ろを付いて回ってピットストップで順位を上げていくだけではダメだったんですよ。

てかそもそも、この人、チャンピオン取るにはミスが多すぎます。

練習嫌い、ミーティング嫌い、そんなものは全然結構。
フェラーリもそれを知ってのエース抜擢でしょうし、周囲が文句言おうとも本人がそれでいいなら全く構いませんよ。
でもね、今回見たく、ずっと結果が出せないままずるずるシーズン進めてしまったら、そのうち誰にも振り向いてもらえなくなりますよ。


それと今回、あんまりにも期待はずれだったのはHondaですね。

元々、高速コーナーでリアの挙動が安定しないっていうのが、彼らのマシンの最大の欠点だったわけですよ。
だからここモナコでは、それなりに勝負になると思ったんですがねえ。

まさかトロロッソのメリケン野郎にまでやられるとは。

ヨーロッパラウンドに入って1ヶ月。
そろそろ巻き返してくるかと思ってたんですけどねえ。

もういいかげん、「コンセプトが失敗した」なんて言い訳はしないで欲しい。
トップグループに入れなんて無茶は言わない。
でもせめて、見ているファンがそれなりの期待を抱けるだけのパフォーマンスは見せて欲しい。
前のクルマのリタイア頼みの1ポイントゲットだけが望み、じゃあ走り屋ホンダの名が号泣しまくりですよ。
posted by 日光 at 22:03| Comment(3) | TrackBack(0) | F1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きょうありすとてれすは感じみたいなblogしたいです。
Posted by BlogPetのありすとてれす at 2007年05月31日 11:28
いきなり失礼します。
キミ好きなので公平な意見にはならないと思いますが…。

キミは下位にいる時の方が元気よいです。逆に上位にいる時の方が単調な走りになりがち…というか、バトルが無いときはキミはどこにいても静かです。追い抜くべき相手、追い詰めるべき奴が前にいる時は俄然生き生きしてますよ。
鮮やかなオーバーテイクでキミをイメージする人は、キミのモチベーションが無いときは遅いという風に考えられるかもしれませんが…。逆にこいつ、ええ?!今やる気出すのかよ?!みたいな下位でも暴れますよ。

今回のモナコは、モナコですから。無理なオーバーテイクを仕掛けるレーサーもそうそういないのではないでしょうか。

と、キミのファンが言っても所詮は負け犬の遠吠え、なんでしょうかねぇ、今は…。

長文失礼しました。
Posted by にわかフェラーリファン at 2007年06月08日 09:28
コメントありがとうございます。

よく分からないときに全力を出すライコネンについては、もちろん俺も幾多の心当たりがあります。
ファイナルラップでのファステストを3回も経験してるドライバーなんて、そうそう居ませんからね。

ただ、下位に居るときのライコネンは、前のクルマの動きを見すぎるんですよ。
仕掛けてチャンスを作り出すのではなく、チャンスを待ってから仕掛けるスタイルと言ってもいいでしょう。
それがクルマを労ってなのか、やる気のなさなのかは分かりませんが、ビックリするぐらい静かなのはそういうことです。

ライコネンといえば「鮮やかな」オーバーテイクシーンがイメージされるかと思います。
ですがそれは逆に言えば、教科書通りのオーバーテイクを仕掛けられる状況以外では決して無理はしないという、意外にも静かなドライビングスタイルの表れでもあるわけです。

今回のモナコに話を戻しますと、仰る通り、今のF1においてモナコでオーバーテイクを仕掛けられるドライバーなんてそうは居ません。
ですが今回のライコネンは、あらかじめ抜くのはピット作戦のみと「決め打ち」していたかのように消極的だった。
それでは結局の所、チャンスなんて生まれようもないわけですよ。


ライコネンは間違いなく歴代で見ても一級のドライバーです。
去年までは俺もライコネンファンでしたからね、「なんでこれだけのドライバーがタイトルを取れないんだ」と思ったものです。
ですがこうやって敵に回してみると、ぽつぽつと欠点が浮き彫りになってくる。
タイトルを取るためには、現状のままではやはり足りない部分が多いのではないかと思い始めています。
Posted by 日光 at 2007年06月09日 13:28
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